名古屋は政令指定都市の中でも、横浜市・大阪市に次ぐ、人口第3番目に位置づけられる都市です。16区から構成されていますが、市域内の事業所数は12万2000ほどあり、そのうちの98.8%が中小企業で構成されています。製造業自体は10,000社程度ですが、工業地区や準工業地区に集積している傾向があり、家を建てる際には、近隣の生活環境に十分な配慮が必要です。事前に調べたが、数年後に金属加工や鋳物工場が建ってしまった、などということにならないよう、下調べが大切です。注文住宅は建売住宅と異なり、自分なりのオリジナリティを出すことが可能です。それだけにコストも期間も要するもので、折角の自分の城が、建設後に後悔するような事態に陥ることのないようにしたいものです。

注文住宅は複数の工務店から見積りを

注文住宅を建てる際、大手の建築業者を選択するか、近隣の工務店に依頼するかは選択肢が分かれるだけでなく、それぞれにメリット・デメリットがあります。しかし、名古屋には複数の河川・運河が流れ込み、木材業者が少なからず立地しています。また、岐阜県を隣県としているだけに、国産木材の供給は十分にその需要を満たしています。一般的に、フットワークとアフターケアを考えた場合、中規模以上の工務店に依頼することも賢明な選択肢と考えられます。それは、建設後に何かあった場合、その対応の迅速さは目を見張るものがあるからです。大手の建設会社の場合、下請業者に電話をして取り次ぐだけ、そんなことが多いのも事実です。名古屋人の気質は堅実であること、これをモットーに商売をしていますから、業歴がそこそこある中規模以上の工務店であれば、失敗することは少ないと考えられます。

設計には十分すぎるほどの時間をかけてみる

自分の家を早く持ちたい、一刻も早い方がよい。これは人間なら当然の思いでしょうし、理解も出来ます。しかし、注文住宅は自分たちの住みやすい家をデザインすることがキーポイントです。幸いにも、名古屋市内にはデザインの専門学校やデザインを学科に持つ大学が他都市に比べて圧倒的に多い事実があります。それは、これまでインダストリアル・インテリア・グラフィックという3つのデザインに関する国際会議を誘致・開催してきた実績があるためなのです。その流れを引いて、大学や専門学校ではデザイン都市の名に恥じぬよう、しっかりとしたデザイン教育を施し、設計に携わる多くの人間は、豊富なデザインの知識・ノウハウを持ち合わせています。彼らの意見やアドバイスに耳を傾けつつ、自分たちの個性・感性を大切にし、満足のいくまで時間をかけ、納得できる家を完成させたいものです。